1週間を振り返って~その175~

こんばんは。
石﨑遊太です。

来春に予定される神奈川県議会議員選挙に向けて、三浦市選挙区を横須賀市選挙区と合区とする方針が示されました。
東京新聞記事

県議選の仕組みに普段触れる機会の少ない方にとっては、記事を読んでも、よく分からない部分が多いと思います。

僭越ながら、簡単に解説したいと思います。

これまで三浦市は、定数1(つまり1人だけ当選)の単独選挙区でした。
しかし、人口減少により、県議1人当たりの人口の半数を下回る状況が続いています。

県議選の選挙区は、厳密には地方自治法ではなく、公職選挙法に基づいて定められています。同法では、原則として、選挙区の人口が県議1人当たりの人口の半数以上となるよう求められており、それを下回る市は隣接する市町村と合区しなければなりません。

念のため根拠条文を…

公職選挙法 第15条

都道府県の議会の議員の選挙区は、一の市の区域、一の市の区域と隣接する町村の区域を合わせた区域又は隣接する町村の区域を合わせた区域のいずれかによることを基本とし、条例で定める。
2 前項の選挙区は、その人口が当該都道府県の人口を当該都道府県の議会の議員の定数をもつて除して得た数(以下この条において「議員一人当たりの人口」という。)の半数以上になるようにしなければならない。この場合において、一の市の区域の人口が議員一人当たりの人口の半数に達しないときは、隣接する他の市町村の区域と合わせて一選挙区を設けるものとする。

んーわかりにくい(笑)

要するに、神奈川県全体の人口を県議会の議員定数で割った数が、「県議1人当たりの人口」です。

そして、市町村の人口が、その半数以上に達しているかどうかが重要になります。

実際に計算してみるとよく分かります。

令和7年国勢調査の速報値では、神奈川県の人口は919万3,657人。
県議会の定数105人で割ると、県議1人当たりの人口は約8万7,559人となります。
その半数は約4万3,779人です。

これに対し、三浦市の人口は3万8,657人です。

必要とされる人口を約5,100人下回っています。

したがって、第15条第2項を原則どおり適用すれば、三浦市は隣接する市町村と合区しなければなりません。

三浦市に隣接する選挙区は横須賀市であるため、今回、横須賀市との合区という結論に至ったわけです。

なお、三浦市は前回(2023年4月)の県議会議員選挙の時点においても、この基準の人口に達していませんでした。

それでも前回、三浦市が単独選挙区として残された根拠が、同じ公職選挙法の下記条文です。

公職選挙法 第271条

第二百七十一条 昭和四十一年一月一日現在において設けられている都道府県の議会の議員の選挙区については、当該区域の人口が当該都道府県の人口を当該都道府県の議会の議員の定数をもつて除して得た数の半数に達しなくなつた場合においても、当分の間、第十五条第二項前段の規定にかかわらず、当該区域をもつて一選挙区を設けることができる。

これは、昭和41年1月1日時点で設けられていた選挙区については、人口要件を下回った後も、当分の間、例外的に単独選挙区として残すことができるという、公職選挙法上の特例です。

前回の選挙区見直しでは、この特例が適用され、三浦市選挙区は単独選挙区として存続しました。
(同時期に同じ神奈川県の足柄下選挙区は南足柄市と、愛川町・清川村選挙区は厚木市と合区となりました)

ただし、これはあくまで、残すことが「できる」という特例です。

さらなる人口減少が続く中で、今回も同じ特例が続くとは、私は到底考えていませんでした。

むしろ、いずれ合区となることを前提に、三浦市の声を県政へどう届け続けるのかを、もっと早くから地域全体で考えておくべき課題だったのだと思います。

率直に言えば、三期連続で無投票当選してきた石川巧県議から、この局面で状況の説明や今後に向けた発信が見えてこないことには、大きな不安を感じています。

選挙区が変わることは、単に現職県議一人の問題ではありません。

県の予算や制度に関わる重要な課題を、これから誰が、どのように三浦市のために県政へ届けていくのかという、市民にとっての問題です。

もちろん、合区には懸念ばかりではありません。

横須賀市と合わせて定数は5となります。これまで一人の県議に託していた三浦市の課題を、これからは5人の県議に知ってもらい、向き合ってもらうことができる、という見方もできます。

ただし、それは待っていれば実現するものではありません。

三浦市の課題を5人の県議にきちんと伝え、県政の場で取り上げてもらう。
市民、行政、市議会も含め、これまで以上に県とのつながりを意識していく必要があります。

合区によって三浦市が埋没するのではなく、逆に5人の県議が三浦市に目を向けざるを得ない状況をつくれるかどうか。

この点は、党派や会派を問わずフラットに話せる無所属議員として、私自身の真価が問われる局面でもあるのかもしれません。

自分を勝手に鼓舞したところで、今週の振り返りに入ります。
(睡魔が限界なので、あっさりめでお許しください)

目次(クリックで飛べます)

月曜日

議会予備日でしたが、会議の予定も特に入らなかったため、決算資料の読み込みと、関係者との意見交換の一日。

火曜日

決算審査特別委員会1日目。

市長への総括質疑で午前中が終わり、午後から款別質疑(項目ごとの質疑)に入りました。

私は今回、決算審査の委員には入りませんでしたが、会派内で事前に協議した質問事項なども投げかけてもらいました。

かねてより問題提起させていただいた下宮田旧市営住宅の土地返還の事業については、事務執行の妥当性に大きな疑義が残る中、相変わらず不誠実な答弁が繰り返されました。

こうした事務執行をチェックすることが、議会における重要な役割だとあらためて強く感じました。

水曜日

雨の予報だったため、駅立ちは延期にさせていただきました。

夜ご飯の仕込みを始めていたところ、なぜか予報が外れて晴れに…

駅立ちを実施に変更するわけにもいかず、そのまま作り続けさせてもらうことに。

一番乗りで登庁して、職員との打ち合わせの後、決算審査特別委員会の2日目を迎えました。

資料やパソコンを広げて聴きたいので、委員会室ではなく控室で傍聴させていただきました。

木曜日

前日の駅立ちをこの日に実施。

昨日とは裏腹で、雨は降らない予報の時間に霧雨が…

少し早めに切り上げさせていただき、登庁して職員との意見交換からの、決算審査3日目。

だんだん疲労困憊になってきました…

金曜日

予算審査4日目。

色々頑張りました。

17:30ごろに退庁して、家事育児をしたらバタンキューでした。

土曜日

平日の日中はずっと仕事詰めだったので、家族との時間にさせていただきました。

こどもたちの体調が万全でなく、仕事の電話も鳴りやまずで、結局家で過ごすことに。

日曜日

この日も家族との時間とさせていただきましたが、結局仕事が入ったりで中途半端な一日になってしまいました。

日付をまたいで打ち合わせなどをしていて、ようやくこの記事を書き始められました…

家族には色々と迷惑をかけてしまいました。

今週のシェアオフィスTIME

今週で議会は終了予定なのですが、上述の通りほとんど休めずな状態が続いたので、引き続きお休みとさせてください。

連休は家族との時間を大切にできたらと思います。

決算審査最終日、政治倫理審査会、諸々の協議、本会議と怒涛の1週間が続きますが、強い気持ちを持って走り続けたいと思います。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

石﨑遊太

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