おはようございます。
石﨑遊太です。
ここ最近、福岡県の海外出張や海外視察をめぐり、知事・県議会の双方に大きな波紋が広がっていますね。
何度かこのブログでも触れてきたテーマではありますが、この機会に、あらためて地方議員の視察について、私自身の考えを書いてみたいと思います。
私は基本的に、政策研究を目的とするのであれば、まずは国内自治体への視察を優先すべきだと考えています。
地方自治体は、それぞれ人口規模や財政状況、抱えている地域課題こそ異なるものの、同じ地方自治制度のもとで行政運営を行っています。
同じような課題を抱え、その解決に向けて先進的な取組を行っている自治体から学べることは非常に多く、議員がその知見を自らの自治体に持ち帰り、政策に活かせることも少なくありません。
そして、ここは私が大学時代に研究していた分野でもあるのですが、自治体間における政策波及という観点から考えても、先進自治体の取組を研究することは欠かせません。
新たな政策を立案する職員の立場からすれば、まず確認するのは、同様の政策をすでに実施している自治体があるのかということです。
実施している自治体があるならば、どのような過程を経て実現したのか。
制度設計上の課題はなかったのか。
実施後に想定外の問題やリスクが生じていないのか。
こうした先行事例を調べ、比較し、自らの自治体に適した形へと落とし込んでいくのが、一般的な政策形成のプロセスです。
少し専門的な言葉を使えば、こうした政策形成の在り方は「自治体間相互参照」と呼ばれます。
端的に言えば、他の自治体ですでに成果を上げている政策を参考にすることは、ゼロから制度をつくり上げるよりも、実現可能性を高めるうえで非常に有効なのです。
(逆に言えば、前例のない政策を最初に実現する自治体の職員には、非常に大きなプレッシャーと労力がかかります。)
そうした意味でも、議員が先進自治体の事例を視察・研究し、その内容を持ち帰って共有することは、自治体職員が政策を検討する上でも大きな助けになるはずです。
もちろん、表面的な成功事例だけを見るのではなく、その政策が実現するまでの経緯や課題、運用後の実態まで深く掘り下げられていれば、という前提ですが……。
だからこそ、政策研究という観点に立てばまず優先すべきなのは、国内自治体への視察だと考えています。
一方で、海外の姉妹都市や友好都市との交流そのものを否定するつもりはありません。
海外の自治体との交流は、国内だけでは得られない視点に触れ、その自治体ならではの個性や新たな発想を生み出す契機にもなり得ます。
三浦市とウォーナンブール市との姉妹都市交流も、非常に意義のあるものだと考えています。
ただし、交流を主な目的とするのであれば、派遣人数は必要最小限であるべきですし、さらに個人的な交流を深めたいのであれば、議員が私費で参加するという考え方もあってよいでしょう。
そして何より大切なのは、税金で視察に行く以上、「行って終わり」では絶対にいけないということです。
視察報告書を作成し、市民の皆様に公開すること。
そして、そこで得た学びを一般質問や政策提言などの具体的な形で市政に還元すること。
そこまで行って、初めて公費を使って視察に行く責任を果たしたと言えるのではないでしょうか。
さらに言えば、報告書は会派で一つ作成すればよいのではなく、税金を使って参加した以上、議員一人ひとりが自らの視点と責任で作成すべきだと考えます。
個人的には、これまで参加させていただいた議会の行政視察は、いずれも非常に有意義なものでした。
(そもそも自分で視察したい場所を調べ上げ、視察先として提案してきたので、当たり前なのですが。)
現場で実際に制度を運用している議員や職員の皆さんと率直な意見交換ができることは、本やインターネットだけでは得られない深い学びがあります。
実際に、視察で得た知見を、その後の一般質問や政策提言に何度も活かしてきました。
※三浦市議会では、行政視察に参加した議員に報告書の提出を義務付けており、提出された報告書は市議会ホームページのコチラのページで公開されています。
もちろん、こうした情報交換は、公費による視察だけに頼るものではありません。
議員同士のネットワークを通じて情報を集めることや、必要に応じて私費を投じて現地へ足を運ぶことも、積極的に行うべきだと思っています。
私自身、この部分については、もっと努力していかなければなりません。
そして、三浦市議会は神奈川県内の市議会で唯一、政務活動費がゼロ円です。
(例えば、隣の横須賀市では、議員一人当たり月額13万円の政務活動費が交付されています。)
政策研究のための本を購入すること。
他の自治体へ移動し、必要に応じて宿泊すること。
セミナーに参加すること。
活動報告を作成し、市民の皆様にお届けすること。
などなど…
三浦市議会議員は、こうした活動に必要な費用を、すべて自ら負担しなければなりません。
だからこそ、限られた公費によって認められている行政視察は、私たち三浦市議会議員にとって、他の自治体以上に重みのある機会だと感じています。
今回の一連の報道を見て、あらためて「議員の視察など必要ない」と言われる議会ではなく、「この視察であれば税金を使う価値がある」と市民の皆様に思っていただける議会でありたいところです。
もっともっと精進しなければなりませんね。
それでは、今週の振り返りに入ります。
この1週間は、ほとんどの日を精神保健福祉士取得に必要な実習に充てていたため、いつもより少し短めの振り返りになると思います。
月曜日
実習4日目。
火曜日
実習5日目。
水曜日
駅立ちからスタート。

この日も実習があるため、いつもより少し短めに終わらせていただきました。
お話に来てくださったり、差し入れをいただいたり、車からお声がけいただいたり、なぜかいつも以上にあたたかい気持ちになる駅立ちでした。
この1年間、誹謗中傷や身の危険を感じるような行為もあってネガティブな気持ちになることもありましたが、めげずにこうした活動をずっと続けてきてよかったなと…
そのままの足で6日目の実習へ。
木曜日
実習7日目。
ヘロヘロになって帰宅しても、ちゃんとごはんづくり担当は健在です。

金曜日
実習の前に、三浦海岸海水浴場の安全祈願祭に出席。
そのまま急いで8日目の実習へ。
医療機関とはまったく違う学びがあり、非常に有意義な時間を過ごさせてもらっています。
ただ、日中ずっと実習を行い、翌日までにその日の実習レポートを提出しなければならないのが本当に大変で…
家事育児や議員としての対応も含めると本当に早朝か深夜しかレポートをやる時間がありませんので、寝不足がちでハードな平日となりました。
土曜日
この日から、三浦海岸は海開き!

このMIURA FUN BEACH 三浦海岸は、企画から実装まで、本当にさまざまな方々のご理解とご尽力で実現できたものです。
オープン前に関係者の皆さんにご挨拶に回ってから、シェアオフィスTIMEをスタート。

3連休の初日だったためか、どなたもいらっしゃらずでした。
実習レポートのほかに、専門学校に提出しなければならない学習レポートも作成しなければならないことを思い出し、ひたすらパソコンと書籍と睨めっこしていました。
すみません、まだ実習も続くのでどうやっても時間が捻出できず、みうラボReportの発行は8月上旬になってしまうかもしれません…
午後は、地元のこども神輿の準備をお手伝いさせていただきました。
自分は親の代からの移住組なので、お祭りに地元の人間として参加することはできません。
でも、こうした文化や伝統は大切にしたいと思っているので、微力ながらこれからもサポートしていけたらなと。
お手伝いの後は少し仕事をして、夕方から家族で三浦海岸を楽しみました。

今年はベビーカー置き場や砂遊び場(有料)もできて、より子連れに優しいビーチになりました。
※オムツ替えや授乳は救護室で可能です
過去の一般質問はもちろん、水面下の議論でもこうした子連れが楽しめるビーチは訴えてきたので、実現に向けて動いてくださった職員や事業者の皆様には感謝しかありません。
もちろん、まだまだ不十分な部分もあるかとは思いますが、そうした部分はまたご意見をいただきながら、より良い海水浴場にしていきたいところです。
ぜひ皆さんもいらしてくださいね!
日曜日
本日は急遽家庭の事情で市外に行くこととなり、朝一番にこの記事を書いています。
海南神社の夏例大祭も見に行きたかったのですが、残念です…
なかなかハードな1週間でした。
今週のシェアオフィスTIME
今週のシェアオフィスTIMEは、下記の通りです。

今週も実習、議会関係の打ち合わせと忙しくなりそうですが、三連休最終日の明日は少しゆっくりできたらなと思っています。
1週間お疲れ様でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
石﨑遊太

