こんばんは。
石﨑遊太です。
今週、神奈川県から、津久井やまゆり園事件から10年の節目にあわせて追悼行事を実施するとの発表がありました。
※神奈川県HPの記者発表資料はコチラ
2016年7月26日未明、相模原市の障害者支援施設「津久井やまゆり園」で、入所者19人が殺害され、入所者・職員あわせて26人が重軽傷を負うという、あまりにも痛ましい事件が起きました。
事件当時、私は北海道で営業マンとして働いていました。
入社2年目ながら、一人で道南エリアを担当することになってから、3か月ほどが経とうとしていた頃でした。
期待に応えたいと朝から晩まで函館を駆けずり回っていた時期でしたが、このニュースを耳にしたときの衝撃は、今でもはっきりと覚えています。
事件の被害の大きさはもちろんですが、加害者が障がいのある方の命や存在そのものを否定するような差別的思想を持っていたこと。
その犯行の場が、障がいのある方々の生活を支える福祉施設であったこと。
そして、事件後、障がいのある方の尊厳、施設のあり方、地域社会との関係をめぐって、さまざまな議論が巻き起こったこと。
社会全体に非常に重い問いを突きつけた事件であったことは、間違いありません。
事件後、福祉現場では、施設の安全管理や防犯体制の強化が強く求められました。
利用者の命を守るためには当然必要なことです。
しかし一方で、福祉施設は本来、地域から切り離された場所ではなく、地域の中で、地域とつながりながら存在していくべきものでもあります。
この事件以降、福祉現場は、「利用者の安全」と「地域に開かれた福祉」をどう両立させるのかという、非常に難しい課題に向き合い続けてきたのだと思います。
そして今、私は市議会議員としてだけでなく、ケースワーカーとして福祉と医療の現場にも身を置いています。
実際に現場に入ると、制度や政策の言葉だけでは見えない現実があります。
退院後の生活に不安を抱えるご本人。
家族だけでは抱えきれない思いを抱えながら相談に来る方。
医療、福祉、行政、地域資源をどうつないでいくかに悩む場面。
そして、制度上は支援の対象であっても、実際には必要な支援にたどり着くまでに多くのハードルがあること。
そうした現場にいると、福祉を「一部のかわいそうな人を助けるもの」といった一面的な理解で捉えることが、いかに現実からずれているかを感じます。
福祉は、恵まれない人に対する“施し”ではありません。
人が地域の中で生きていくための、あらゆる人が関係する基盤です。
私は以前のブログでも、障害福祉に対する自分の考え方を書きました。
母が長年、三浦市で障がいのある方々の自立支援に携わってきたこと。
小さいころから、障がいのある方々と自然に関わる機会があったこと。
大学時代に、元宮城県知事であり、障害福祉に深く取り組まれてきた浅野史郎先生のもとで学んだこと。
そうした経験を通じて、私は、
障がいのある人が暮らしやすい社会は、すべての人にとって暮らしやすい社会でもある。
と考えるようになりました。
障害福祉は、障がいのある人だけのためにあるのではありません。
多様性を認め合い、尊重し合い、配慮し合える環境をつくること。
それは、高齢者やこども、病気や困難を抱えた人だけでなく、現役世代を含めたあらゆる人にとって、生きやすい社会につながります。
また、もう一つ大切にしているのが、「本人目線に立つこと」です。
幸せの尺度も、生きる意味も、外側にいる他人が勝手に決めるものではありません。
本人にしかわからない喜びがあり、本人にしかわからない世界があります。
過去のブログでは、そのあたりの自分自身の原体験や考え方について、もう少し詳しく書いています。
今回の文章だけでは伝えきれない、私の考えの根底にあるものを知っていただけたら嬉しく思います。
- 恩師との再会
- 大学時代に考えた障害福祉とノーマライゼーション
※連続した内容なので1→2の順で読んでいただけたら…
津久井やまゆり園事件の背景にあった思想は、この「本人目線」とは正反対のものです。
外側から見た合理性や生産性で、人の価値を判断する。
自分の物差しで、他人の命の意味を決めつける。
その考え方が、どれほど危険で、どれほど人間の尊厳を傷つけるものなのか。
この事件は、10年が経とうとしている今も、私たちに問い続けています。
そして、これは決して遠い場所の話ではありません。
三浦市においても、障がいのある方やそのご家族を支える仕組みは、まだまだ十分とは言えません。
支援が必要になってから慌てて探すのではなく、早期に気づき、適切な支援につながり、本人と家族が孤立しない仕組みをどうつくるのか。
医療、福祉、教育、行政、地域がどのように連携していくのか。
そして、支援を受ける人を「特別な誰か」としてではなく、同じ地域で暮らす一人の市民として受け止める文化をどう育てていくのか。
10年という節目に、市民の方と一緒にあらためて考えたいと思います。
6月議会での一般質問においても、療育について市側と深く議論する予定です。
福祉は、困っている人だけのものではありません。
誰もが、いつ支える側から支えられる側になるかわからない。
だからこそ、地域福祉は生活の土台であり、政治の中心に据えられるべきものではないでしょうか。
私自身も、議員として、そして福祉と医療の現場にいる一人として、三浦市における福祉のあり方を、引き続き丁寧に考えていきたいと思います。
振り返りに入ります。
月曜日
ケースワーカー勤務の日。
6月議会がひと段落するまで、次の勤務は少し先になります。
(資格取得のためのレポート作成や勉強は継続します)
火曜日
各派代表者会議が開かれるため、娘を幼稚園バスまで送迎してから登庁。

会派構成が変わったことに伴い、諸々の事項が確認されました。
その後も職員との打ち合わせ等で、夕方ごろに退庁。
水曜日
駅立ちからスタート。

お困りごとを相談しに来てくださった方もいらっしゃいました。
この日もそうでしたが、駅立ちを始めて3年が経った今でも、「もうすぐ選挙なのかい?」と聞かれることがしばしばあります。
自分の認知度の低さを痛感するとともに、やっぱりこういう活動は選挙を連想させてしまうんだな、と感じます。
選挙期間外だろうが、議会会期中であろうが、日々市民のために愚直に働く議員でありたいものです。
午前中は家で仕事をして、午後から市民相談対応等で市内を回っていました。

知人から『トルコ煮』という料理を教えてもらったので、次回のみうラボReportに掲載するレシピにできないものか試作を繰り返しています…
木曜日
午前中は、育児がひと段落したタイミングで病院へ。
本当にお恥ずかしいお話なのですが、右足の指の骨折はほぼ完治しているものの、実は別の問題がありまして…
遡ること1年ちょっと。
令和7年の三浦国際市民マラソンでほぼノー練でハーフマラソンを走ったところ、右足の裏(母指球あたり)に血豆ができてしまいました。
※当時の振り返りブログはコチラ(血豆についての記載は無し)
この部分がだんだん固くなってきて、角質が剥がれる→またさらに固くなることを繰り返して、とうとう歩くときに痛みが出るようになってきたのです。
もっと早く病院に行けよという感じなのですが、忙しさを言い訳にして後回しにしてしまい…
最近少しずつ運動を再開し始めた中で、この痛みは根本的に取り除かなければと、意を決して受診しました。
よく聞く魚の目かなと思っていたのですが、見立てとしてはウイルス性のイボ(尋常性疣贅)で、なかなか厄介とのこと。
ハサミでザクザク固いところを切除していき、液体窒素をつけた綿を何度もジューッと押し付けていきます。
ハサミのあたりから「あれっ…麻酔しないんだ」と焦り始めましたが、泣き言を言える雰囲気ではないので心の中で(ぐおおおおおおおお)と叫びながら耐えて、なんとか終了。
当然、普通に歩けません。
ウイルスに侵された組織が完全になくなるまで1~2週間に1回、しばらくこの治療を行わなければならないとのことで絶望…
やはり、もっと早く病院に行くべきだったと後悔しました。
しばらく足を引きずっている姿をお見せしてしまうかもしれませんが、痛風発作の再発でないことは声を大にして伝えておきます(笑)
午後は娘の習い事の見学に行ったのですが、駆けずり回る下の息子に追いつけない不甲斐なさでした。
トホホ…
(嘆きたいのはこっちだよと妻の声が聞こえてきそう)
金曜日
終日登庁して、複数の部門の職員と意見交換をしていました。
繰り返し書いていますが、日々現場で奮闘する職員と向き合って議論することは、情報量と専門知識の圧倒的な非対称性という意味で、議員側の努力が求められる部分です。
ケースワーカーとしての実務経験を生かして、少しでも踏み込んだ一般質問ができたらと思います。
土曜日
終日、家族との時間にさせていただきました。

本をたくさん読んで、いろんな視点を持って育ってくれたら嬉しいですね。
思えば自分も、親から勉強しろと言われたことは一度もありませんでしたが、物心ついたころから、自然と本を読む子でした。
(南下浦の市民センターの図書館には小学生の時から大学生になってもよく通っていました)
多分、親が日常的に本を読んでいたからなんだろうなと思います。
自分もそうやって、背中で見せる教育のようなものができたらいいなと。
日曜日
終日シェアオフィスTIMEの日。

事前予約は入っていなかったのですが、複数の方が話をしに来てくださいました。
「(事前予約のため)この時間は空いてます!」
と発信する時より、
「(事前予約ゼロなので)いつでもどうぞ!」
と発信した時の方が、飛び込みで来てくださる方が多い傾向にあり、運用も少し改善の余地があるのかもしれません。
このあたり、お読みいただいている方でなにかご意見があればぜひ伺いたいです。
隙間時間にこの記事を書いています。
今週のシェアオフィスTIME
今週のシェアオフィスTIMEは、議会が始まるためお休みとさせていただきます。

6月は議会の会期中となるため、次回の実施は6月下旬か7月になると思います。
個別のご相談は可能な限り対応いたしますので、お気軽にご連絡ください。
1週間お疲れ様でした。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
石﨑遊太

