10年ぶりに再会した友と

こんばんは。
いしざき遊太です。

先日、2023年度の三浦市予算案が発表されましたね。
参照:タウンニュース三浦版2023年3月3日号

子育て支援を拡充するとの方向性は大変喜ばしいことですが、冷静に分析したいところです。

自治体の財政分析は結構わかりにくい部分も多いので、どこかのタイミングでブログのいちシリーズとして、わかりやすく三浦市の財政を見つめ直すコラムを作れたらと思っています。
(偉そうに言っていますが私の中での整理や勉強も兼ねて、ということです)

いずれにせよ、予算案の議決権は市町村議会のもっとも重要な権限の一つですから、議会でしっかりと熟議がなされることを期待します。


さて、昨日は偶然タイミングが合って、約10年来の友人との再会を果たしました。

友人の名前は、優吾といいます。

彼とは以前の投稿でも紹介した浅野史郎先生の研究会で出会いました。
(ゲストとして登壇してくれました)

名前の通り優吾は本当に優しい心の持ち主で、その場ですぐに意気投合。

重い身体障がいを持ちながらも音楽に打ち込む彼の熱い姿を見て、当時遊びでコピーバンドとしてキーボードをいじっていた自分が恥ずかしくなったものです。

当時、彼の所属していた団体でボランティアとしてお手伝いもしていたのですが、年齢が近いこともあり、ボランティア先の利用者さんというよりは一人の友人のつもりで接していました。

私が大学を卒業し北海道に配属されてからは、全く会う時間がとれず…

でも、必ず年末のLINEのやりとりだけは欠かさず行っていたのです。

そこでの短いやりとりだけでも、私たちの友情を保つには十分なものでした。


今回彼の住む厚木に行く機会ができたので、思い切ってランチに誘ったところ、二つ返事でOK。

大学卒業以来、約10年ぶりの再会となりました。

美味しいごはんを食べながら、お互いの近況報告に話が止まりません。

あっという間に3時間近くが経ってしまいました。

障がいを持つ当事者としての彼の感覚や意見は、三浦市の福祉を考える上でも重要な視座になると感じました。

一般論として、国でも自治体でも財政悪化の中でまず予算が削られがちなのは、福祉と教育です。

特に障がい者福祉はそのマイノリティ性と理解の乏しさから、真っ先にカットされやすい領域と言ってよいでしょう。

また、障がい者福祉の行政施策があったとしてもスポットが当たりやすいのは雇用促進や働きやすさの整備など。
『所得を得るための仕事の時間=オン』、『プライベートの時間=オフ』だとすると、オンのところに偏りがちな印象があります。
そちらの方が行政の成果指標として数値化しやすいから、という要因も大きいのでしょう。

もちろんそうしたオンの施策も重要なのですが、私が障がい者福祉で行政や市民がまず取り組むべきなのはオフの部分にフォーカスした施策、つまり“生きがい”や“地域交流”のための場づくりだと思っています。

たとえ大規模な財政支出ができなかったとしても、知恵と工夫次第ででできることがたくさんあるはずです。

私は福祉の資格を持っているような専門家ではありませんが、障がい者と向き合ってきた“非専門家”だからこそ提案できる切り口があると考えています。

現代の希薄化した地域性(無縁社会)による弊害が、徐々に顕在化してきています。

障がいの有無にかかわらず、老若男女を問わず、地域交流の促進という観点はだれにとっても重要になってくるでしょう。

これは国の施策では実現できず、まさに市民と地方行政が手を取り合う市民協働でこそ成し遂げられるものです。

これからも私が考える重要政策のひとつとして、動いていきたい領域です。


…話が散らかってしまいましたが、とにもかくにも、優吾との久々の再会が嬉しくて、一気に書き綴ってしまいました。

優吾はこれまで動画編集やWebページ作成のスキルを高め続けていて、この春に個人事業主として開業するとのこと。

とっても刺激になります。

お互いの活躍と再会を誓いながら、帰路についたのでした。

10年前にカラオケで撮った写真が出てきたので、今回の写真と並べてみました。

約10年前
今回の写真

10年後の写真が楽しみです。


そういえば最近、Web上だけでなくチラシやリーフレットを見た方からみうラボへの入会申し込みを多くいただくようになり、非常にうれしい限りです。

コチラからも簡単にお申込みいただけますが、受取人払い(=切手不要)での申し込みはがきもご用意していますので、お気軽にご連絡ください。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

石﨑 遊太

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