おはようございます。
いしざき遊太です。
今日から新年度が始まりますね。
昨年度は約7年間務めた会社からの退職、市民活動の開始、妻の懐妊と出産、三浦市への引っ越し（Uターン）、コロナで延期していた結婚式の実施、政治団体（みうらみらいラボ）の立ち上げなど、大きなライフイベントがギュッと詰まった本当に濃密な1年間でした。
嬉しいことも辛いこともたくさんありましたが、その一つ一つが自分を成長させてくれていると感じています。
支えてくれる妻や家族、友人や近所の皆様にも感謝する毎日です。
サラリーマン時代のハードな業務の中で培った強靭な体力と精神力を活かしながら、今年度も三浦のために全力で働きたいと思います。
読者の皆様にとっても素敵な1年間になることを祈念いたします。
さて、昨日は神奈川県議会議員選挙の告示日でした。
都道府県議会議員の選挙は、基本的に市町村のブロックごとに分けられて選挙が行われます。
三浦市の議員定数は『1』ですから、三浦市の有権者として1人の県議会議員を選出できるわけですね。
※参考までにお隣の横須賀市の定数は『4』です。
ちなみに昨年、この県議会議員定数の見直しが行われました。
公職選挙法では、選挙区の人口が全県での議員１人当たりの人口の半数を下回った場合には、隣接する選挙区と合区しなければならないと定められています。
要は選挙区ごとに人口の増減状況が異なる中で、“１票の格差”を是正することが目的です。
今回神奈川県内では、三浦市、足柄下郡、愛川町・清川村の４自治体が該当。
本来の規定でいけば三浦市は横須賀市との合区での選挙となるはずだったのですが、今回の選挙では諸々の事情を鑑みて定数『1』が残る形となりました。
三浦市だけが特例として、そのままの選挙区を維持されたわけなんですね。
上で述べた他の３自治体は合区（＝既存の選挙区は消滅）となったわけですから、４年後の選挙で三浦市がこの特例を継続することは現実的に難しいと思われます。
前置きが長くなりましたが、結果として今回の三浦区での県議会議員選挙においては立候補者が現職の石川たくみさん１名のみとなり、無投票で石川さんが再選することとなりました。
石川さん、この場をお借りしてご当選のお祝い申し上げます。
誠におめでとうございます。
SNSなどで石川さんの情報発信の細やかさや活動力は拝見していたので、引き続き三浦のための県政運営にご尽力をお願いします。
それにしても、３期連続で無投票というのは、三浦市民としてはなんだかやるせない気持ちになりますね。
石川さんにとっても、この期間に選挙を通じて三浦市民に県政について考えてもらう時間が作れないことは、大きな損失だと思います。
『地方議会の担い手不足』
これは本当に大きな問題で思うところもたくさんあるのですが、また別の機会にまとめたいと思います。
そもそも県議会議員という仕事自体が、本当に難しいんですよね。
市議会議員ほど身近な存在ではないし、国会議員ほどメディアに取り上げられるようなこともまずない。
そしてその割には神奈川県全体の議員定数は、１０５人という大所帯。
定例会での一般質問ができるのは、順番で回していくと単純計算で1年に１回くらいになります。
有権者にとっては政治家としての活動が見えにくい立場であると言えます。
私も当然ながら、三浦で政治活動を行っている身として、もし自分が県議会議員になったら何ができるだろうと考えたりもします。
県道整備や県立高校、警察、保健所へのアプローチなど、手を付けられるところは確かにあるのですが、意外と具体的に何ができるかと真正面から問われると、回答がなかなか難しいところなんですよね。
今回（というより前回も前々回も）の無投票という結果は三浦の慢性的な人材不足という理由だけではなく、こうした県会議員という職務自体の難しさに起因する部分が大きいと思います。
そんな中で立候補された石川さんには、あらためて敬意を表します。
私自身、昨年立ち上げた市民活動の団体では県が管轄する領域の中で色々苦労した経緯がありました。
今考えれば、あの時石川さんに相談していれば、何か違ったアプローチができたのかもしれません。
私は一線から退いてしまいましたが今年度も活動は続いていきますので、どこかのタイミングで現代表からコンタクトを取らせていただきたいなと思っています。
ちなみに蛇足ですが隣の横須賀市での県議選は、かなり白熱した状況となっています。
※昨日確定した候補者一覧はコチラ
三浦で選挙が行われない分、横須賀での選挙を見てみるのも面白いと思います。
私は県立横須賀高校の大先輩でもあり、無所属で出馬された永井まさとさんを応援しています。
が、他の候補者がどういう人物なのか、何を考えているのかについても冷静に向き合ってみたいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
良い週末をお過ごしください。
石﨑遊太
