大学の話~研究会~

こんばんは。
いしざき遊太です。

立ち上げた政治団体『みうらみらいラボ』の口座をようやく作ることができました。

任意団体の口座設立は何度も経験済みでしたが、政治団体であるためか金融機関によって対応が全く異なり、開設まで予想以上に苦労しました。

みうらみらいラボへの寄付についてもこちらでまとめましたので、お気持ちのある方はどうぞよろしくお願いします。



さて表題の件、以前の投稿の続きです。

「政治を変えるなら国ではなく地方から」

という確信にたどり着いた私は、あっという間に大学2年生になっていました。

入学当初からぼんやり抱いていた、教育格差を是正するために官僚になる(=文部科学省への入省)という目標も、総務省(旧自治省)への入省に変わりました。

もちろん神奈川県庁や三浦市役所といった地方行政官の仕事も視野に入れていましたが、いずれは三浦に戻るのだから若いうちに一度大きな枠組(=国)から地方自治を見てみたいと考えていました。

この時期になると、大学の同学年の間で話題になっていたのが

“研究会どうする問題”

でした。

私の通っていたSFCでは、いわゆる一般的な大学のゼミにあたる研究授業を『研究会』と呼びます。

一般的な大学では3年次からゼミに所属すると思いますが、SFCでは1年次から研究会に籍を置くことが可能です。
(もちろん研究会によっては選抜過程あり)

研究会自体の履修は3年生になってからでも問題ないのですが、専門的に学びたいことが決まっている学生たちは、早くから研究会に所属できるシステムでした。

こちらも以前の記事で触れましたが、私も既に浅野史郎先生の『障がい福祉研究会』に所属していました。

もちろん障がい福祉は本当に面白いし、学ぶべき部分も大きい。
しかしそれに加えて、地方の政治に関わる専門的な勉強もしてみたい。

そんな思いから、もう一つ研究会を掛け持ちすることを決めました。

どの研究会にするか探し始めたところ真っ先に目についたのが、片岡正昭先生の『地方政府の政策イノヴェーション』という研究会でした。

今では当たり前となっている情報公開制度や住民投票制度、売春防止の法整備なども、実は初めて実現させたのは国ではなく地方政府(地方自治体)であること、ご存じでしょうか。

このように、実は地方政府が政策の先駆者となっている事例は枚挙にいとまがなく、その政策革新のプロセスを研究することの重要性と面白さを最初の導入授業で語ってくださった片岡先生。

「まさに自分が学ぶべき領域はここだ!」

とすぐに履修を決めました。

研究の前半はとにかく膨大な文献の読み込みとディスカッション。
毎回先生の突っ込みが鋭く、事前の読み込みで理解を深めなければならないプレッシャーがすごかったのですが、文献を読んでいるだけではわからない前提知識やつながりが大変興味深かったです。
(当時読んだ文献のいくつかは今でも自宅の本棚に並んでいます)

ある程度知識が身についた後半は、実際に各自がテーマを決めたそれぞれの自治体の先進事例について、フィールドワークやヒアリングを繰り返しながら調査・分析を行います。

これがそのまま卒業論文になるような構成でした。

私は某県のとある条例制定過程の、あえて失敗した事例を選びました。

文量の関係もあり中身については割愛しますが、とにかく仮に民主主義的なプロセスを辿ったとしても、審議が不十分な状態で条例化までこぎつけてしまうことがあり得ることに心底驚いたものです。

このケースだけではありませんが、市民参加が不十分な状態であることのリスクの大きさは、計り知れないものがあります。

今の三浦市はどうでしょうか。


結果として学術的な成果を残すことはできませんでしたが、この研究会での学びは、必ず三浦の市政に活かせると信じています。

片岡先生は、8年以上もご無沙汰となっていた私が厚かましく「当時読んでいた文献の一覧をすべて教えてください!」とお願いしたところ、すぐにリストを郵送してくださいました。
本当にありがたい限りです。

ちなみに先生はデータ分析に関しても権威いらっしゃる他、当時史上最年少の21歳という若さで国鉄全線乗車(特急などは使わず、普通列車のみで)を達成された方です。

三浦市についてもよくご存じで、あらためてすごい方だと感じました。

既に大変お世話になっておりますが、これからも色々ご指導いただきたいと思います。


なんだか大学の話がなかなか終わりませんね…
でも私個人の熱意とイデオロギー形成の過程を知っていただくためにはちょうど良い題材なので、どうかもう少しだけお付き合いください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

石﨑 遊太


↓当時の研究会メンバーの写真(前列左が私、前列真ん中が片岡先生)

当時の研究会メンバーの写真(前列左が私、前列真ん中が片岡先生)

※顔を隠しているメンバーがいるのは特別な事情があるわけでなく、取り急ぎ許可いただけた方のみ顔出ししているためです。
※私の時計が異様にデカいことには突っ込まないでください。

【政治を志した経緯としてのまとめ追記】

次の記事は大学の話~障がい者福祉の学び~になります!

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