こんにちは。
石﨑遊太です。
三連休の中日、とてもいい天気に恵まれましたね。
妻と娘を連れてゆっくり旅行にでも行きたいところですが、やらなければならないことが多すぎて今日も書類とパソコンに向かっています。
「市議会議員っていつ休みなの?」
そんな率直な疑問をいただくことが多々ありますが、結論としては出席が義務付けられている会議等への参加以外は、“何をしていようが自由”(=休むこともできる)ということになるかと思います。
こういう言い方が正しいかわかりませんが、働く立場としては“一部業務委託を受けている個人事業主”というイメージが近いのかなと思います。
※厳密にいえば法令上、地方議員は地方公務員法で特別職の公務員であると定められています。
ちなみに業務の大きな部分を占める会議の行われる時間や、逆に議会が休会となるタイミングについては、三浦市議会会議規則に下記のような定めがあります。
三浦市議会会議規則
(会議時間)
第9条 会議時間は、午前10時から午後5時までとする。
2 議長は、必要があると認めるときは、会議時間を変更することができる。ただし、出席議員2人以上から異議があるときは、討論を用いないで会議に諮って決める。
3 会議の開始は、号鈴で報ずる。
(休会)
第10条 三浦市の休日を定める条例(平成元年三浦市条例第9号)第1条第1項に規定する休日は、休会とする。
2 議事の都合その他必要があるときは、議会は、議決で休会とすることができる。
3 議長が特に必要があると認めるときは、休会の日でも会議を開くことができる。
4 地方自治法(昭和22年法律第67号。以下「法」という。)第114条第1項の規定による請求があった場合のほか、議会の議決があったときは、議長は、休会の日でも会議を開かなければならない。
実際、出席が義務付けられた会議等に参加するいわゆる“勤務日数”の少なさが議員報酬に見合っていないと揶揄されることも少なくありません。
私も議員になるまでは納得がいかない部分もありましたから、こうした感情はよく理解ができます。
しかし、議員になってみてあらためて思うことは、「会議に出席することだけが議員の仕事ではない」ということです。
それではそれ以外の仕事とは、何でしょうか?
一般的に政治家の登場場面としてイメージされやすい、“各種イベントに来賓として出席すること”でしょうか?
私は、違うと思います。
主催者から来賓参列を議員一括ではなく個別に依頼されたのであれば別でしょうが、そうでなければこれは、議員としての本質的な仕事ではないと考えます。
議員全員が対象であれ、来賓にご招待いただけることは本当に嬉しいですし、実際に足を運んでイベントなどが見れることは、個人として大いに価値があります。
しかし、私がそのイベントに出席しようがしまいが、市民にとってのプラスにはなっていない(=報酬をもらう仕事には値しない)気がするのです。
そこにプラスが生まれるくらいの政治家になれたら変わってくるのかもしれませんが、あくまで現在の私の状況として…
しかもこうした来賓としての参列には、“議員活動”ではなく“選挙活動”としての性質がどうしても生まれてきてしまいます。
それって市民のための活動ではなく、個人のための活動ですよね。
だから“色々なイベントに顔を出すので忙しい”というのは、市議会議員の本質的な仕事の説明としては不適だと思うのです。
※誤解のないように言っておくと、議長などになると出席や挨拶しなければならない式典が非常に多くなるので、この場合は本当にお忙しいのだと思います。
では、会議に出席する以外の議員の本質的な仕事は何なのか?
個人的には、
①積極的に市民の方の声を聞くこと&現場の状況を見ること
②各種提言に必要な知識を身につけること(勉強や研究)
の2点に尽きると考えています。
これができるのは、逆に会議などが入る会期(だいたい3月・6月・9月・12月)以外の期間になるのです。
だからこそ、以前発行したみうラボReportにも、
『議場外での普段の活動こそ、議員としての真価が問われる部分だと考えています!』
という一文を大きく載せました。
会期中に頑張るのは市議として当たり前というか、義務です。
上で議員の立場が個人事業主的であると述べましたが、自分の働きぶりや成果物を常に上司に管理されることはないんですよね。
はっきり言って、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまう労働環境だと思います。
その代わり、選挙という形で4年に一度の“大審判”が行われるわけですが…
いずれにせよ、議員の仕事内容や思いはとても見えにくいものです。
だからこそ私も、SNSやブログを通じて何をしているか、何を考えているかをオープンにしようと心がけています。
市民の皆様には私の“株主”的なポジションとして、これからも私自身をしっかりと監視していただきたいですし、忌憚のないご意見を賜りたいです。
すみません、毎週の振り返りの前段を書いていたら思ったより熱くなってしまったので、独立した記事としてアップさせていただくことにします。
二元代表制の中での議会の裁量というよりは、議員一人ひとりの仕事観についての内容でした。
自戒の念を込めて…
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
石﨑遊太