こんにちは。
石﨑遊太です。
一気に寒さが増してきて、クリスマスと年の瀬が近づいてきたことを感じる今日この頃。
サラリーマン時代の今頃は年末の業務で忙しい中、プライベートの隙間時間に年賀状を書くことに追われていた時期でしょうか。
(最近は年賀状を出す人も減ってきているかと思いますが…)
ちなみにあまり知られていないことなのですが、政治家は現職でない候補者も含め、当該選挙区の方に対して年賀状を出すことが明確に禁止されています。
(あいさつ状の禁止)
公職の候補者又は公職の候補者となろうとする者(公職にある者を含む。)は、当該選挙区(選挙区がないときは選挙の行われる区域)内にある者に対し、答礼のための自筆によるものを除き、年賀状、寒中見舞状、暑中見舞状その他これらに類するあいさつ状(電報その他これに類するものを含む。)を出してはならない。
この条文を自然に解釈すれば、逆に
①当該選挙区外の方への送付はOK
②自筆による返礼はOK
ということになるのですが、この辺を事前にご理解いただくのもなかなか困難なので、私は立候補を表明した時点で年賀状を含めたあいさつ状は出さないことにさせていただいております。
改正について国会でも議論が行われている&私も色々と是正を要求したい公職選挙法ですが、この部分に関しては意義も明確でわかりやすいと思います。(ここを許してしまうとお金のある現職や候補者が有利になってしまうため)
以上、少々マニアックな前段でした。
振り返りに入ります。
月曜日
この日は総務経済常任委員会が開催されました。
委員でない私は傍聴という立場で参加。
委員会での審査対象は下記の議案と陳情です。
《議案》
- 議案第50号専決処分の承認を求めることについて
- 議案第51号三浦市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例
- 議案第52号三浦市市税条例の一部を改正する条例
- 議案第54号令和6年度三浦市一般会計補正予算(第5号)
- 議案第58号令和6年度三浦市市場事業特別会計補正予算(第1号)
《新規陳情》
- 陳情番号24(市職員が事実や記録と違う発言を行った場合への対策について)
- 陳情番号25 (三崎漁港利活用プロジェクトにおける基本協定締結について)
※継続審査となっている陳情も審査対象ですがここでは割愛
議案の審査だけで午前中が終わり、陳情についての議論が夕方ごろまで続きました。
委員会が終わった後も個人的に市民との意見交換に走り回り、帰路に就いたのは夜。
寒さが厳しく&昼が短くなると疲れやすくなる気がするのは私だけでしょうか…?
妻と分担した家事を終えて、夜の仕事もこなしつつ翌日に備え0時過ぎに就寝。
火曜日
この日は私が所属する都市民生常任委員会の開催日。
今回の審査対象は下記の通りです。
《議案》
- 議案第53号三浦市道路占用料条例等の一部を改正する条例
- 議案第55号令和6年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
- 議案第56号令和6年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)
- 議案第57号令和6年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
- 議案第59号令和6年度三浦市水道事業会計補正予算(第1号)
《陳情》
- 陳情番号26(安全・安心の医療・介護実現のため、人員増と処遇改善を求める陳情)
- 陳情番号27(政府の責任で医療・介護施設への支援を拡充しすべてのケア労働者の賃上げや人員増を求める陳情)
- 陳情番号28(介護保険制度の抜本改善、介護従事者の処遇改善を求める陳情)
- 陳情番号29(女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書の提出を求める陳情)
- 陳情番号30(自然破壊阻止についての陳情書)
陳情番号29については委員のイデオロギーによって判断がわかれやすいテーマでもあり、結局継続審査となりました。
選択議定書の批准の先に据えられている選択的夫婦別姓制度については国会のみならず、先の衆院選でも議論が行われていたところです。
私個人としては、この選択的夫婦別姓については慎重の立場をとっています。
もちろん、自分自身の姓を名乗り続けたいという気持ちには寄り添わねばならないと思います。
現行の旧姓(通称)使用でカバーできていない(是正すべき)領域があることも事実でしょう。
私が選択的夫婦別姓制度について腑に落ちていない部分はいたってシンプルで、“別姓を求めておられる方の論拠”が自分の中ではっきりわかっていないからなんです。
色々な資料や文献にもあたりましたが、その主な論拠を私なりに集約すると『同姓の強要により、旧姓という大切なアイデンティティを喪失すること(しかもそれが夫婦間で一方のみに強制されること)への拒絶感』なのだと考えます。
ここだけ見ると、私としても確かに合理性が無いように思われるのです。
しかしここに別姓の夫婦から生まれたこどもを想定したとき、状況が変わります。
夫婦が別姓となった場合、こどもは両親のどちらかの姓を選ぶことになる(婚姻時なのか出生時なのかは結論が出ておらず)わけですが、この時点で、夫婦別姓を希望していた親の論拠(自分が大事にしたいと願った、代々受け継がれた姓というアイデンティティ)をこどもは受け継ぐことができなくなるという、自己矛盾のような状況に陥ってしまうのではないかと思えてならないのです。
この部分についてどう考えられているのかをぜひとも選択的夫婦別姓を求める方に伺ってみたいのですが、まわりにそのような方(選択的夫婦別姓を“認めてもいい方”ではなく“望んでいる方”)がおらず、しっかりと意見交換できていないのが現状です。
文献をあたってみても、この疑問に対する明確な考え方やロジックは見当たらないのです。
想起されがちな夫婦別姓反対派の“伝統の破壊”や“家族の絆”といった抽象論的な反論はなくて、極めて単純な疑問なんですよね…
この記事をお読みになった方でこのあたりについてご意見がある方は、ぜひともご教示いただきたく思います。
※
実は私自身、結婚する際に姓をどちらにするかについては夫婦やお互いの家族間で真剣に考えた経緯があります。
結果として私の姓で夫婦となりましたが、妻の姓となることも本気で考えていました。
その上で上記のような考えでいることは、前提としてご認識いただきたいです。
すみません、少し話が長くなってしまいました。
審査は午前中で終了しましたが、その後も市民の方との意見交換等で結局帰宅したのは18時ごろ。
ここ最近、頼りにしていただく機会が一気に急増したように思います。
…頑張りどころです。
水曜日
駅立ちからスタート。
沢山話しかけていただいて嬉しかった一方で、同時にいらしていただくとなかなかご対応が難しく…
ゆっくり(確実に)お話ししたいときはぜひシェアオフィスTIMEをご活用いただければと思います。
(そもそもそこまで重く考えずに話したいんだ、という方のために立っているわけですが)
駅立ち後は、家で各種の資料作成に打ち込みました。
一通り作業が片付いてから、こちらの会合に参加するためうらりの市民ホールに向かいます。
私も一般質問で取り上げた新海業プロジェクトですが、このプロジェクトの情報集約を担いたいという市民団体(新しい三崎漁港用地を考え共に歩む会)が発足することになりました。
市民の方の不安ももっともだと思いますから、行政はその気持ちに寄り添わなければなりません。
しかし同時に、三崎漁港に可能性を感じて80億規模の投資を検討してくださっている興和グループに敵対するような会になってほしくはないなと思います。
あくまでプロジェクトに推進である立場が確認できたので、私も一市民として賛同の意を込めて入会させていただきました。
その後も市民の方との意見交換を重ねて夜遅くに帰宅。
妻がふたりのこどもを見ながら晩御飯を作ってくれていて感謝…
さすがにこの日は深夜まで仕事をする体力が残っておらず、少し早めに就寝しました。
木曜日
本当にここ最近まとまった家族時間が取れていなかったので、午前中は完全にオフにさせていただきました。
娘を連れだして近所でお遊び。
チェルSeaみうらの出張所前のスペースに、この日からこんなキッズスペースが拡充されたんです!
市民の皆さんから、図書室横のキッズスペースの小ささにがっかりしたという声をお聞きしておりました。
皆さんの声があったから実現したことだと思います。
今回補正予算も組まず、当初予算をうまくやりくりしてこの声に応えてくださった行政にも感謝です。
またお気づきの点などあれば、私にお話しいただけたらと思います。
午後からは気持ちを切り替えて、シェアオフィスTIMEを実施。
めちゃくちゃ久しぶりでしたが、事前予約をくださった方などもいらしたりして嬉しかったです。
金曜日
令和6年第4回定例会の最終日となりました。
朝一番に登庁。
最終日には、これまで各常任委員会で審査した議案の採決が行われます。
市民を代表する議員としての立場を示す大切な時間であり、毎回緊張するものです。
定例会自体は午前中に閉会となりましたが、その後も議員同士の打ち合わせや勉強会等で結局終わったのは夕方の時間。
退庁してからも市民意見の方と意見交換をさせていただき、いつも以上に忙しない一日となりました。
あっという間に定例会は終了となってしまったわけですが、議員として日々やるべきことは何も変わりません。
経験や見識で先輩議員に劣る部分は当然少なくありませんが、行動力と思考力は誰にも負けたくないという気持ちで日々の活動に向き合っています。
この努力をわかってほしい…と嘆く前に、もっともっと頑張ります。
土曜日
久々に終日プライベートの時間とさせていただきました。
とはいってもゆっくり寝坊できるわけでなく、家族みんなで早起き。
妻の復職に向けた職場でのセミナーに参加するため、電車で都内へ向かわなければならなかったのです。
あらためて妻は素晴らしい会社で働いているんだなぁと実感する一方で、今でも毎日バタバタなのに、妻が完全に復職したらどんな生活になるんだろう…という漠然とした不安も芽生えたのが正直なところ。
保活(こどもを保育園に入れるための活動)も本格する前に、色々取り組まなければならないことがありそうです。
へとへとになりながら暗くなるころに帰宅(笑)
あらためて家族の愛おしさを感じた1日でした。
日曜日
終日シェアオフィスTIMEを実施。
よく考えたら、土日の実施は下の子が生まれた9月以降ぶりのことでした…
どなたもお見えにならなかったので、資料作成や文献の読み込みなど、会期中にできなかった作業を黙々とこなしました。
やっぱりベイサイドシェアでの仕事はとても捗ります。
シェアオフィスTIMEが終了しかけているこのタイミングで、この記事を書き上げています。
今週のシェアオフィスTIME
今週のシェアオフィスTIMEは、下記の通りです。
議会が終わったのにまた1日となってしまい申し訳ないのですが、個別のアポイントを多数いただいており、ご理解いただけますと…
何度もお伝えしていることではありますが、シェアオフィスTIME以外でも個別に日程調整いただければこちらから伺う形をとりますので、お気軽にご連絡ください!
まだ気は抜けませんしやることはたくさん抱えていますが、年内の仕事の山場は乗り切ったのかなと思います。
いい年が迎えられるよう、もうひと踏ん張り頑張りましょう!
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
石﨑遊太