1週間を振り返って~その71~

こんばんは。
石﨑遊太です。

各政党の代表選、盛り上がっていますね。

特に自民党の代表選=総裁選では実質的に我が国の内閣総理大臣が決まることになるわけですから、当然の注目度だと思います。

市民の方からも総裁選についてどう思っているのか、よく尋ねられます。

私は党員でもないので総裁選には直接関われませんが、当然ながら各候補の公約やイデオロギーは追っています。

書き始めるとキリがないので触れませんが、一つだけ思うことを述べさせていただくと…

今さら政治資金規正法の是正について、よくもまぁ改正した当事者たちが開き直って論点にできるな…

ということですかね。

特に『党から支給される政策活動費について、年間の使用額の上限を設定し、10年後に領収書や明細書などとともに使用状況を公開すること』などとされた法改正について、私は当時からSNS上でも全く合理性が無いと批判していました。

総裁選になったらこの改正法を否定する公約を掲げる候補も複数おり、あなた方はどんな心境であの議案に賛成したんだと突っ込まずにはいられません。
(掲げるのは大いに結構ですが、考えが変わるに至った経緯と謝罪を述べてからにするべきでしょう)

はっきり言って、国民も舐められたものだなと思うばかりです。

また、各候補の支援表明をしている地方議員の方たちは、それぞれの公約についてちゃんと説明責任を持っていらっしゃるはずです。

個人的に国策としてありえないと思っている公約も多々あるので、それはそうした議員さんたちと話す機会があればしっかり聞いてみようと思います。

万が一そこでしっかり答えられないのであれば、少なくともポジティブな意味で“国と県と市のパイプ”なんて言葉を使う資格はないでしょう。

そんな国から降りてくるような“一方通行”のパイプなら意味がない、もっと言えば地方自治の観点として逆効果なのですから。

…おっと、愚痴はこの辺にしておきましょうか。

ほとんど議会で缶詰め状態の1週間でしたが、振り返りに入ります。

目次(クリックで飛べます)

月曜日

一般質問2日目。

4人の議員が登壇しました。

やはり質問の深さと切り口の鋭さには、議員としてのレベルがはっきり出るなということを再認識。

大変勉強になる時間でした。

今回、ごみ政策について取り上げる議員が多く、私も一部議論についていけないところがあったので、あらためて各種の計画を読み込むことにしました。

火曜日

一般質問3日目(最終日)。

この日も大変勉強になりました。

一般質問を含めた本会議場でのやりとりは、YouTubeにて公開されています。

気になる登壇者や質問があれば、ぜひご覧ください。
(画質が悪いなど個人的に改善すべき思う点もあるのですが、概要欄で個人の発言に飛べるような仕様にしてもらう等、少しずつですが提言を形にしてもらっています)

議事録ができるのは次の定例会(11月末ごろ)が始まる頃のタイミングなので、それ以前に文章で全体の発言を俯瞰することはできません…

私の質問と答弁についてはできるだけ早いタイミングで書き起こしたものをアップしますので、少々お時間をいただければと思います。

水曜日

駅立ちからスタート。

暑さのため引き続き時間を短縮しての実施でしたが、初めての方がお二人も話しかけてくださいました。

そのままバスに乗って登庁。

この日は総務経済常任委員会が開催され、私は委員ではありませんが当然ながら傍聴しました。

本定例会における議案と陳情のタイトルはコチラの2~3ページに記載があります。

この日は陳情第15号『百条委員会の設置を求める陳情書』に関して審議が大紛糾。

委員の質問と行政の答弁がかみ合わず、何度も議論が中断したのです。

結局最後まで終わりが見えず、この陳情以降の審査も含め総務経済常任委員会は9月25日の予備日に延期されることになりました。

本陳情についての流れを簡単にまとめますが、本年6月に行われた前回の定例会における陳情ともかかわるため、まずはここを整理する必要があります。

※当時の議事録がまだ完成していないことに加え内容が少し複雑なので、私の当時のメモ書きによる理解であることをご容赦ください。

前定例会の陳情(市職員の倫理審査請求ができるシステムの構築について)と審議の概要
  1. 市職員の倫理審査請求システムの構築を求める陳情が上がる(関係企業との接待を問題視)
  2. 陳情者の情報提供により、審査過程の中で市長と副市長による某企業との会食を含めた面会(いわゆる接待)が複数回行われていたことが明らかになる
  3. ①業務上の面会であり私的な接待ではないこと、②会食をした企業は倫理規定上の『関係業者』にあたらないこと、③特別職である市長・副市長は一般職に適用される倫理規定の対象ではないこと、などの点からこの接待に問題がないことを答弁
  4. 審議の結果、総務経済常任委員会はこの陳情を継続審査とする

なんとも煮え切らない答弁であったと記憶しています。

結局、今回の定例会まで本件に関する行政側のリアクションは何もありませんでした。

そんな流れの中で今回の陳情があったわけですが、議論の流れは以下のようなものです。

本定例会での陳情(百条委員会の設置を求める)と審議の概要
  1. 陳情者は上記の流れも含め、真相を明らかにするために百条委員会の設置を求める
  2. 陳情者の提出資料をもとにした各委員の質疑の中で、市側は当該企業が“一般職にとって”の『関係業者』であることを認める
  3. 市側は特別職に倫理規定が適用されないとしても、一般職に影響を与える立場として慎重な配慮をすべきだったという趣旨の反省を述べる場面も
  4. 特別職に関する倫理規定や条例制定を求める委員の質疑に対して、市側は「検討したい」という後ろ向きな発言を繰り返し、制定の方向性が定まらない
  5. 委員間討議として、提出された資料の正確性に対する議論が委員間でも繰り広げられる
  6. 結果的に審議が終結しないため中断(25日に審議を延期)

傍聴していた身としては、とにかく質疑に答弁が嚙み合っておらず、行政側の主張に納得感が得られないという印象でした。

個人的な感覚として、特別職に対して倫理規定を設ける設けないの議論自体が恥ずかしいというか、おかしな話だと思うのです。

選挙というプロセスを経ていないある意味で“非民主的”な一般職の職員に対して倫理規定を設けることには、一定の合理性があります。

特別職(今回で言えば選挙で選ばれた市長、その市長が指名した副市長)にはたとえそんな規定が存在しなくとも、倫理に反する疑義がかかれば市民からの解職請求、議会からの不信任決議案というプロセスで失職する直接的なリスクがありますし、なにより次の選挙にも悪影響を及ぼします。

そのような構造の中で、そして性善説を前提とする中で、今回のような議論はある意味で想定されていなかったとも考えられます。

ですから今回のような陳情が上がってくること自体、指摘内容が事実なのであれば市側が猛省すべき事実なのです。

もちろん、議会としての対応にも二元代表制の一翼として、陳情者が百条委員会を開くしか活路が見出せなかったという部分を、深く受け止めなければなりません。

とにかくこのまま放っておいても状況が好転しなそうなので、まずは市側が今回の疑義に対して謝罪をした上で、何らかの形での倫理規定の強化を明言すべきだ、というのが私の考えです。

これができないのであれば今回の陳情(=百条委員会の設置)を採択するという選択肢も生まれてくるかと思います。
(細かく言えば、百条委員会は最後の手段であり、まずは本件に関する特別委員会や全員協議会を開催すべきだと考えますが、その根拠はここでは割愛します)

※繰り返しますが私は委員でないため、本件に関して委員会内で発言することはできません

いずれにせよ本件がどうなるかについては、25日に延期された委員会での議論を待つしかありません。

その結果を受けて、またブログには整理しようと思います。

20時をまたいでの退庁

ここまで審議が長引いたことは、ここ十数年でも初めてのことだと先輩議員がおっしゃっていました。

自分の力不足も含め、議会の機能についてあらためて考えさせられました。

また、陳情者に長い待機時間を与えてしまったことは申し訳ない気持ちです。

このような場合に備えて、せめて陳情者が快適に待機できるスペースを用意することは検討すべきだとと思いました。

木曜日

この日は私の所属する都市民生常任委員会が開かれました。

たまには別アングルから…

下記の議案、陳情に対してさまざまな観点から質疑を行い、審議をさせていただきました。

都市民生常任委員会への付託議案・陳情概要

議案

  • 三浦市立学校設置条例の一部を改正する条例
  • 三浦市国民建国保険条例の一部を改正する条例

陳情

  • 身寄りのない高齢者の施設利用に関する陳情書
  • 令和7年度における「重度障碍者医療費助成制度継続」についての陳情
  • 令和7年度における「障害児者・透析者を含む移動困難者に対する通院支援」についての陳情
  • 現行の健康保険証とマイナ保険証の両立を求める意見書提出の陳情
  • その他継続審議の各陳情

委員会自体はお昼ごろ閉会となりましたが、その後も協議会や各種打ち合わせがあり、夕方ごろに退庁。

大急ぎで晩御飯を作って、今度はこちらのワークショップに参加。

チェルSeaみうらにて

三浦海岸駅前の空間活用について、さまざまな立場の方が集うワークショップが開かれたのです。

私は市議という立場でもあるのでオブザーバーとして見学するつもりでしたが、混じっていいというので一市民として…

地元の方も移住してきた方も同じテーブルで活発な意見交換が行われて、やっぱり三浦海岸の賑わい創出にはこのプロセスが絶対に必要だなと再確認できました。

今日のコミュニティで完結することなく、もっともっと広がってほしいですね。

さすがに疲れたので、帰宅して一仕事したら早めに就寝しました。

金曜日

議会はお休みのため、午前中は娘と子育て支援センターで遊びました。

午後はお昼寝タイムに入った娘を妻に託して、ベイサイドシェアで資料の読み込みなどを行いました。

本定例会では令和5年度の決算審査が行われるため、私が当選する前の(令和5年3月の)予算審査の内容を精査する必要があるのです。
(私は審査の委員でないので発言権がありませんが、信頼関係の中で他の委員に質問をお願いすることは可能)

予算審査もそうですが、決算審査も掘り下げようと思えばどこまでもいってしまうので、なかなか膨大な作業です。

土曜日

忙しない平日だったので、基本的にオフの時間とさせていただきました。

妻と娘が喜んでくれる食事をつくることが、何よりの生きがいかもしれません。

日曜日

終日資料と睨めっこの日。

午前中は、はじめてチェルSeaみうらの図書スペース(読書・学習室)で作業をしました。

仕切り席が満席でびっくり!

色々な世代の方が読書や勉強をなさっていて、とても心地よい空間でした。

ただ、各席に電源がないのはちょっとナンセンスだと感じたので、要望させていただきます。

午後はまたまたベイサイドシェアで作業。

結局ブログを書いているのは就寝前の今です…

とても濃い1週間でした。

今週のシェアオフィスTIME

今週のシェアオフィスTIMEも、決算審査の傍聴で缶詰め状態のため、実施無しとさせていただきます。

「土日なら実施できるのでは?」

そんなお声も聞こえてきそうですが、それができない理由は、もう少ししたらお伝えできると思います…(意味深)

冒頭からだらだらと思うところを書いてしまい、まとまりのない文章になってしまいました。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

今週も頑張りましょう!

石﨑遊太

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