こんにちは。
石﨑遊太です。
先日の三浦国際市民マラソン(ハーフ)による激しい筋肉痛もすっかり癒え、あっという間に1週間が過ぎ去ってしまったことに気付かされます。
また春が遠のいてしまったような寒さが続きましたね。
いつも通り、1週間の振り返りです。
月曜日
前日のハーフマラソン完走の余韻に浸る暇もなく、一般質問最終日。
3期目以上のベテラン先輩議員方4名の登壇です。
「一般質問の順番はどうやって決めるの?」
というご質問をいただいたことがあります。
基本的には所属人数の多い会派から、会派ごとに順番が回っていくのが慣例です。
現時点で三浦市議会の会派構成は下記のようになっています。
- 自由民主党(6名)
- 日本共産党(2名)
- 公明党(1名)
- 無所属(4名)⇒会派ではない
※偶然にも完全に政党=会派という構図になっていますが、2名以上が集まれば政党によらず会派を作ることができます。
※三浦市議会においては会派結成の要件として原則2人以上の所属議員による届出が必要となりますが、公党を称する場合は例外的に1人での会派結成が認められます。そのため公明党は会派となる一方で、会派結成の意思表示をしていない無所属は会派ではないということになります。
このため一般質問の順番は、議長を除く12人全員がやることになった場合には、
①自民党(1人目)⇒②共産党(1人目)⇒③公明党⇒④無所属(1人目)⇒⑤自民党(2人目)⇒⑥共産党(2人目)⇒⑦無所属(2人目)⇒⑧自民党(3人目)⇒⑨無所属(3人目)⇒⑩自民党(4人目)⇒⑪無所属(4人目)⇒⑫自民党(5人目)
という感じになるわけですね。
ただしこれは改選後第1回目の定例会における順番であり、定例会ごとに1番目の会派の順番がスイッチしていきます。
つまりこの次の定例会は共産党がトップバッターになり、2番目に公明党、3番目に無所属となり、その次の定例会は公明党がトップバッターになり、2番目は無所属、といった感じですね。
(説明へたくそですみません…)
今回の定例会で私(無所属)がトップバッターだったのは、改選後4回目となる定例会だったからということになります。
会派の中でどういう順番にするのかは会派内部で自由に決められるわけですが、期数の浅い議員から順番に回していくことが多いようです。
※ちなみに、一般質問の実施は義務ではなく権利なので必ずしも全員が行うとは限りません。
…やばい、勝手に解説始めましたが読者の皆さんにとっては全然必要のない知識かもしれません。
要は『なぜ日程の後半にベテラン議員が集中しやすいのか』を知ってほしかったのです。
この日登壇した長島さん、寺田さん、神田さん、草間さんもさすがの落ち着き、安定感でしたね。
神奈川新聞の記事にもなりましたが、最後の最後で自民党代表だった草間さんが今定例会をもって会派を抜けると宣言したことには驚きました。
議会として若干の停滞感を感じていたのも正直なところでしたので、議会にとって、ひいては市民にとっていい方向に進むことを願うばかりです。
一般質問が終わった後に各種議案の説明等が議場で行われた後、各種打ち合わせなどを実施し夕方ごろ退庁。
翌日からの委員会審議に備えます。
火曜日
一般質問の日程が昨日で終了し、この日から委員会に付託された議案と陳情が審議されます。
初日は総務経済常任委員会が開かれます。
委員会や陳情については過去の記事でまとめたものがありますので、もし詳しく知りたい方はご覧ください。
本定例会における議案と陳情を念のため下記に列挙しておきます。
- 議案第1号 三浦市手数料条例の一部を改正する条例
- 議案第2号 財産の取得について
- 議案第3号 三浦市職員定数条例の一部を改正する条例
- 議案第4号 三浦市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
- 議案第5号 三浦市介護保険条例の一部を改正する条例
- 議案第6号 三浦市漁港管理条例等の一部を改正する条例
- 議案第7号 三浦市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第8号 令和5年度三浦市一般会計補正予算(第7号)
- 議案第9号 令和5年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
- 議案第10号 令和5年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
- 議案第11号 令和5年度三浦市市場事業特別会計補正予算(第3号)
- 議案第12号 令和5年度三浦市病院事業会計補正予算(第1号)
- 議案第13号 令和5年度三浦市水道事業会計補正予算(第1号)
- 議案第14号 令和5年度三浦市公共下水道事業会計補正予算(第2号)
- 議案第15号 令和6年度三浦市一般会計予算
- 議案第16号 令和6年度三浦市国民健康保険事業特別会計予算
- 議案第17号 令和6年度三浦市後期高齢者医療事業特別会計予算
- 議案第18号 令和6年度三浦市介護保険事業特別会計予算
- 議案第19号 令和6年度三浦市市場事業特別会計予算
- 議案第20号 令和6年度三浦市第三セクター等改革推進債償還事業特別会計予算
- 議案第21号 令和6年度三浦市病院事業会計予算
- 議案第22号 令和6年度三浦市水道事業会計予算
- 議案第23号 令和6年度三浦市公共下水道事業会計予算
- 議案第24号 市道路線の認定、廃止及び変更について
- 陳情第1号 対外的情報省と横田基地及び意見書提出についての陳情書
- 陳情第2号 陳情書(公用車の運行について)
- 陳情第3号 政党機関紙の庁舎内勧誘における実態調査を求める陳情
- 陳情第4号 新井城址水源洞窟·及び周辺部調査についての陳情書
- 陳情第5号 新井城記念碑設置についての陳情書
- 陳情第6号 陳情書(教育長の儀礼的交際に係る基準について)
- 陳情第7号 女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書の提出を求める陳情
私は都市民生常任委員会の所属のため、この日は傍聴(=発言権は無し)になります。
委員会での議案の審査結果は本会議の最終日にて委員長より報告され、私も一議員として賛否を表明することになるため、しっかりと内容をここで確認する必要があるんですよね。
委員会の終了後は、同委員会の視察として行われる子育て賃貸住宅の内見に全議員で向かいました。
建物は内装の細かい部分を除けばだいぶ出来上がっており、イメージがより鮮明になりましたね。
入居の募集申し込みについては3月25日~4月4日までとなっており、申込や詳細については3月中旬を目途にHPに公表されるとのことです。
現時点において公開されている情報はコチラになります。
入居をご検討されている方は、チェックしてみてください。
私も情報の更新があった際は極力SNS等で発信するよう致します。
水曜日
私が所属する都市民生常任委員会の開催日。
予報では雨は降らない(止んでいる)とのことだったのですが、7時時点でもぽつぽつ降っていたので駅立ちは断念させていただきました。
その分、今日取り扱われる議案や陳情内容をあらためて精査します。
本定例会における全ての議案と陳情内容は上述した通りですが、都市民生常任委員会で審議する項目を下記にまとめてみました。
【議案】
- 議案第4号三浦市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
- 議案第5号三浦市介護保険条例の一部を改正する条例
- 議案第7号三浦市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第9号令和5年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
- 議案第10号令和5年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
- 議案第12号令和5年度三浦市病院事業会計補正予算(第1号)
- 議案第13号令和5年度三浦市水道事業会計補正予算(第1号)
- 議案第14号令和5年度三浦市公共下水道事業会計補正予算(第2号)
- 議案第24号市道路線の認定、廃止及び変更について
【陳情】
- 陳情第4号 新井城址水源洞窟・及び周辺部調査についての陳情書
- 陳情第5号 新井城記念碑設置についての陳情書
- 陳情第6号 陳情書(教育長の儀礼的交際に係る基準について)
- 陳情第7号 女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書の提出を求める陳情
議案に関しては、気になる部分や詳しく知りたい部分を逐一確認させてもらいました。
陳情に関しては、事実確認や思いを述べました。
ひとつひとつ書いているとキリがないのでここでは割愛しますが、陳情は継続審議の取り扱いとなりました。
かなり質問したのでなんだか非常に疲れました…
委員会での発言は一言一句議事録に残り公開されますので、やはり緊張します。
でも初めのころと比べるとだいぶ流れもわかってきて、自分の思いも伝えられるようになってきた気がします。
すべての議事が終了したのは夕方ごろ。
ごはんを作る気力がなかったので、妻と娘とともに大好きな中華屋さん揚家(やんちゃ)で外食にしました。
お酒を飲みたいところですが、夜も予算審議の準備があるので我慢我慢…
木曜日
議会自体は予備日ということで結果的にお休み。
翌日から始まる予算審査特別委員会のための準備のため、早朝から夜までベイサイドシェアに籠ります。
そうそう、今回予算審査特別委員会の委員として選任いただきました。
どうしても委員として発言したかったので、ありがたい限りです。
この機会を絶対に無駄にしないよう、一層気を引き締めて臨みます。
久々に座りすぎて腰が痛くなりました…(姿勢が悪いだけ説)
金曜日
いよいよ予算審査特別委員会の開会日。
決算の時もそうだったのですが、審査の最初は吉田市長への総括質疑という形で始まります。
細かい数字の部分というよりは、予算や政策に対する思いや方向性について市長と対面でやりとりできる貴重な時間となります。
もちろん市長とは個人的に話をする機会もありますが、こうしてあらたまった場で、議事録に内容がすべて残るやりとりなわけですから、言葉を引き出す委員側としても非常に緊張します。
私からは子育て施策を中心に、これまで一般質問などでも確認してきた各種政策に対する思いを色々と聞かせてもらいました。
政策に対する細かい部分や優先順位について思うところや言いたいことは少なからずありますが、市長と私の中で現状認識や今後の方向性に大きな乖離はないというのが対話の中での印象でした。
他の委員からの質疑の中でも「議会や議員としてもどんどん意見を言ってほしい」と繰り返しおっしゃっていたので、引き続き色々と提言させていただこうと思います。
とてもいい経験をさせてもらいました。
午後から、細かい審議がスタート。
不明な部分をそのままにスルーしてしまうわけにもいきませんから、本当に色々聞きます。
もちろん事前に色々と調べているわけですが、わかっていることでも念のため聞いたりもしました。
先日の総務経済委員会でも取り上げられていた下宮田市営住宅跡地の賃借継続についてはどうしても納得がいかなかったので、最後まで引き下がりませんでした。
結果的に副市長より本定例会会期中に活用計画を報告するとの答弁がもらえたので、とりあえず良しとしました(あくまでとりあえず、です)。
翌日の神奈川新聞でも私の質問に対する答弁として掲載いただきましたが、おそらく全ての議員が追及したかった部分だと思います。
※有料記事ですが記事全文はカナロコで確認することができます。
17時までみっちり審査が続き、とりあえず初日は閉会となりました。
なんだか本当に疲れた…
でも気を抜くわけにはいかないので、帰宅してからも資料と睨めっこが続きます。
土曜日
またまた終日ベイサイドシェアにこもって作業。
稲沢克祐氏の
“予算とは政策の数値化をも意味していますから、予算審議とは、政策の審議にほかなりません”
(学陽書房『50のポイントでわかる 地方議員 予算審議・決算審査ハンドブック』より抜粋)
というお言葉が、本当にその通りだなと噛み締める日々です。
日々思いを持って働いている職員への敬意は忘れないようにしつつ、対話を繰り返したいと思います。
取りこぼし(確認不足)が無いよう、頑張るぞ…!
日曜日
先輩議員である長島満理子さんが企画されている三浦海岸の清掃活動に久々に参加。
気温よりも体感的に暖かく感じたように思います。
お疲れさまでした!
8時ごろ終了したため、そのままベイサイドシェアでまた予算資料と睨めっこ…
お昼ごろにいったん抜けて、三浦商工会議所青年部の第3回経営塾(ビーチクリーンエクストリーム)にお邪魔させていただきました!
Bobcatという機械を用いて砂浜の中を掘り進めるため、表面だけでなく砂の中のごみや石もピック出来ます。
こうしたテクノロジーを駆使することも、大事なことですね。
商工会議所青年部の皆様の発想力と企画力に脱帽でした。
作業から戻って、今このブログを書いています。
明日からの予算審議に備えて、また夜まで予算審議の準備に取り掛かります!
振り返りは以上になります。
今週のシェアオフィスTIME
今週のシェアオフィスTIMEも、議会のため実施無しとさせていただきます。
来週から再開できると思いますので、よろしくお願いします。
予算審議に全神経を注いでまいります。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
石﨑遊太