こんばんは。
石﨑遊太です。
ようやく令和5年第4回定例会が閉会となりました。
少し一息つけるかなと思った矢先、妻が体調不良でダウンしてしまいました。
このところ私が家事や育児に全然時間を割けていない中で、ストレスもあったんだと思います。
ゆっくり体を休めてもらって、何とか体調も回復してホッとした次第です。
それにしても育児に休みが無いことをあらためて痛感しました。
妻が復職したらどうなるんだろう…
そんな不安も頭をよぎりつつ、日に日に成長する娘を見て子育ての楽しさを噛み締めております。
インフルエンザも流行っていると聞きます。
皆様も体調管理にはお気を付けください。
さて、1週間の振り返りです。
月曜日
朝から登庁。
私が所属する都市民生常任委員会の開催日です。
本定例会において、都市民生常任委員会に付託された議案は下記の5つになります。
本定例会 都市民生常任委員会 負託議案
- 議案第80号三浦市病院事業管理者の給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例
- 議案第85号令和5年度三浦市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
- 議案第86号令和5年度三浦市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
- 議案第88号令和5年度三浦市公共下水道事業会計補正予算(第1号)
- 議案第90号三浦市国民健康保険税条例の一部を改正する条例
細かい内容は議事録がアップされ次第ご確認いただければと思いますが、私が特に職員に確認したかったのは議案第88号と議案第90号についてです。
議案第88号について
内容を端的に言えば、今年度からコンセッション方式が導入された公共下水道事業を支援するため、予算を7,373千円追加する、というものです。
電気料金をはじめとした物価高騰に対応するための補正予算とのことですが、当初この内容を目にしたときは、ちょっと待てという感じでした。
物価が上がったから追加予算で対応?こんな流れが毎年補正で上がってくるということであれば、何のためのコンセッション方式なのか。
そう思ったわけです。
この部分について、委員会の場で担当職員に経緯や積算内容を問いました。
結果として、今回の追加分は運営権者となる三浦下水道コンセッション株式会社との契約時点から運営開始までの期間の物価上昇分についての対応とのこと。
この期間に関しては運営権者の経営努力では対応できないことは事実ですし、積算の根拠の正当性から今後同様のケースは起こらないと理解したので、納得をしました。
議案第90号について
国の法律改正に伴い、出産する予定の被保険者又は出産した被保険者に対する国民健康保険税の減額措置が行われることになりました。
これに対応する形で市の条例の一部改正、という内容です。
制度の方向性自体は大いに賛同するところではありましたが、市の国民健康保険事業は上昇する医療費等でただでさえ厳しい状態。
制度自体を否定するつもりはないので、本改正による歳入の減少や、国と県との負担比率について確認をしました。
また、既に妊娠している(出産を控えている)ケースとこれから妊娠した場合の通知方法について質問をし、理解しました。
付託された各陳情については、委員間で意見が分かれ、すべて継続審査となりました。
陳情の内容については、コチラの2ページ目をご確認ください。
お昼前に審議は終了となり、都市民生常任委員会は散会となりました。
そのまま市役所で昼食をとり、都市民生常任委員会の視察として、教育相談室・教育指導教室を視察させていただきました。
市内小・中学校の児童生徒の不登校支援を重視して取り組んでいる施設です。
三崎中学校の入口交差点、ガストの隣にあります。
実際に駐在している先生から現状と取り組みについてお話を伺い、質疑にご対応いただきました。
一般的なイメージとして、不登校は改善しなければならない“問題行動”と捉えられがちですが、実際にはそのような判断をしてはならないと学習指導要領の解説でも記載があります。
通学している児童生徒の自己肯定感をどのように高めていくのか、意識していることや実践内容をご教示いただきました。
不登校については私も実態把握とあるべき行政のサポート体制について色々と調べているところなのでここでの私の所見などは割愛しますが、不登校になった児童の保護者へどうアプローチすべきなのかも非常に重要だと考えています。
いずれにせよ、信念をもって現場で働かれている先生の想いが聞けて、少し安心した部分もありました。
1時間ほど滞在し、そのまま帰宅。
火曜日
朝から登庁予定だったのですが、打ち合わせ等が急遽延期となったため、午前中の予定がぽっかりと空いてしまいました。
そこで、妻と娘がふたりで行く予定だったみまぐっこ(0歳児のための赤ちゃん広場)に同席させてもらうことに。
お子さんとママさんパパさんで大盛況!
くっ…可愛いが溢れすぎている…
クリスマスミニコンサートもあり、ハープ奏者の亀井さんの素敵な演奏で心が癒されます。
とってもいい企画です。
午後と夜含め、終日プライベートの時間とさせていただきました。
水曜日
駅立ちからスタート。
毎週恒例とはいえ、フルタイムで1時間半立てたのは久しぶりな気がします。
寒さを心配してくださる方がいて逆に心が温まります…
帰宅して、文献の読み込みやメール返信などをしているうちにあれよあれよとお昼に。
午後は妻と一緒に、娘の10か月児健診へ向かいます。
順調に育っているようで一安心。
たったの10か月かもしれませんが、本当に色々なことがありました。
1日1日を大事に生きていきたいと、あらためて感じます。
妻と娘を自宅に送ってから、私は痛めていた膝の検査結果を聞きに病院へ。
…結果、どこにも異常はありませんでした!
あの痛みは何だったのか若干不安も残りますが、気付けば膝を痛めてから1ヵ月ほどが経過していますから、自然治癒したということなのでしょう。
先生からは筋トレだけでなく柔軟性を高めるストレッチもしっかりと行うよう指導がありました。
自分がもう若くないことを自覚しながら、体のメンテもしっかりと考えていきたいと思います。
帰宅後は行政関係の資料の読み込みやら、料理やら、娘の寝かしつけやらでバタバタしつつ就寝。
木曜日
打ち合わせ等のため、朝から登庁。
午前中で用件は終わりました。
早い時間に帰宅できたので、久しぶりに家族でのんびりお散歩を楽しみました。
夜から少し妻の体調が優れず、早めに休んでもらうことに。
翌日はいよいよ本定例会の最終日。
身の引き締まる思いです。
金曜日
体調の悪かった妻がさらにダルそう。
娘はそんなことはお構いなしにいつも通りの怪獣モード。
できるだけ家を出るのを遅らせてできる限りの家事育児をやりますが、本会議に遅刻するわけにもいかないので…
お義母さんにSOS!
子育ての当事者性がなくなってしまうような気がして、近くに住んでいるからと言ってあまり育児に関して頼りすぎないようにしているのですが、やむを得ません。
なんとか時間を調整してくださり、私とバトンタッチするような形で自宅に来てくださいました。
妻と娘のことは一旦お義母さんに託して、定例会最終日に臨みます。
追加議案として、先月閣議決定されていた低所得者への7万円給付などを含めた補正予算についても説明がありました。
これは重点支援地方交付金の追加という形で、低所得者支援のみならず、エネルギー・食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者に対する事業メニューの実施を自治体の裁量で判断・採用するものです。(全額国庫支出金、つまり国の財布から賄われます)
一刻も早く、遅くとも年度内には支給まで持っていってほしいものです。
定例会最終日のメインとして行われることは、各議題に対する各議員の採決の表明になります。
今回、提出された全議案に対して共産党も含めた全会一致での賛成となりました。
ただし、上の表の最後(決議案第1号)にもある通り、議案第89号については附帯決議を含めての可決という形です。
附帯決議とは、議決にあたり留意事項や要望を付すものです。
平たく言えば、「可決するけどこの要望を聞き入れてくれる前提だからね?」という感じになるでしょうか。
法的拘束力は持ちませんが、仮にもしこの附帯決議を無視するようなことがあったら、行政(=市長)はその後かなり厳しい運営を強いられることになるでしょう。
基本的に行政としての大切な取り決めに関しては、議会の承認を必要とするからです。
そういった意味で、この附帯決議(さらに今回は全会一致)は相当な重みがあるのです。
議案第89号は、旧三崎中学校の校舎や体育館を含む城山地区のエリアを民間企業に売却する(ことを承認してほしい)というものでした。
8日に行われた総務経済常任委員会でも多くの委員から疑問視されたのが、売却後のプロジェクトの具体性があまりにも乏しい(売却を認める担保にならない)ということです。
結果として、総務経済常任委員会として
①速やかな実施計画書の開示
②今後売却が予定されている現庁舎等の土地に関しては、売却前に事業計画を開示すること
の2点を主な内容とした附帯決議案が提出され、可決したのです。
私自身としても、この抽象的なビジョンをもとに売却を認めてくれという行政側の主張は明らかにおかしいという考えで反対の立場でしたが、附帯決議を尊重する形で賛成としました。
議会の構成によっては、否決されていてもおかしくない内容だったと思います。
行政にはこの決議を重く受け止めていただき、より良い形での城山地区の活用に全力を注いでもらいたいところです。
本プロジェクトについては一議員として、しっかりと見届けてまいります。
個人としても、行政との対峙のプロセスとして大変勉強になりました。
定例会の閉会後は、次回の定例会の日程確認や議会だより編集委員会などが行われました。
全ての予定が終わると、急いで帰宅。
だるそうにしている妻を寝かせて、家事をこなしながら娘と戯れていました。
妻よ頑張っておくれ…
土曜日
結局妻の体調が全く回復しない(発熱は無し)ので、病院へ。
発熱が無いこともあり先生の判断でコロナやインフルの検査はせず、色々と薬をもらって帰宅。
お昼前には妻も快方に向かい、一安心。
午後に1件だけアポイントが入っていたので、自分の体調に問題がないことを確認して一旦家を出ます。
この日お会いしたのは教育哲学者である大竹さん。
初対面ながら教育分野での様々な取り組みについて、熱くお話しいただきました。
奥様とお子さんも一緒に、楽しい時間を過ごさせていただきました。
最近思うのですが、三浦は本当に素敵な人材が集結してきている感がありますね。
家に帰って、妻には念のためずっと休んでもらいつつ、1日が終わりました。
日曜日
妻の体調がほぼ全快に!
娘もどことなく嬉しそう。
今日は家族でまったり…といきたいところなのですが、印刷だけしてお配りできていなかったみうラボReport第3弾をお届けしに回らねばなりません。
膝のリハビリも兼ねて、約1か月ぶりの自転車で上宮田・菊名地区のみうラボ会員様を1件1件回らせていただきました。
途中アポイントも入ったりして、帰宅したのが夕方近く。
結局バタバタした1日…というより1週間でした。
とにかく妻が元気になってくれてよかったです。
振り返りは、以上になります。
今週のシェアオフィスTIMEは下記の通りです。
今回の振り返りは議案の内容など細かすぎて(これでも端折ったのですが)、それらは独立した記事にした方が良かったかもしれませんね…
どうかご容赦ください。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
石﨑遊太